BGPで使えるパラメータを備忘としてメモをする

AS_PATH_PREPENDを使ってWANからのアクセスの優先度をつける

AS_PATH_PREPENDを付けることでMPLS網からくるルーティングを制御することが可能になる。

たとえば、拠点A、拠点Bがあるときに、拠点Aがメイン拠点、拠点BがDR拠点のような場合で同じIPアドレスをAdvertiseするなどのケースがあると思う。

その際に、拠点Aと拠点Bが同じIPアドレスのセグメントを利用する場合、MPLSを使っている拠点からは拠点Aに通信を流し、拠点Aが死んだときに拠点Bにトラフィックを流すという設計はわりと行われている。

この時に利用できるのがAS_PATH prependである。

拠点B側でAS_PATH Prependを例えば以下のような形で配信する。その結果、拠点B側は優先的に利用されなくなる。

neighbor x.x.x.x route-map hoge out

route-map hoge permit 10

set as-path prepend xxxxx xxxxx

MED値を使ってBGPピアをはってるルータからの通信を制御

as_path prependの場合は、MPLSの拠点からどの拠点に通信をするか、というところで制御していた。

MEDを使う場合は、BGPピアを張っているルータに対しての制御を可能にする。

これは冗長性に利用できる。拠点AからBGPルータを二つ用意し、二つのルータからピアを張る場合、どっちのルータをメインとして利用するか、ということでMEDを使うと優先ルータを決定することができる。

デフォルトは100なので、以下の例はセカンダリーのルータの設定を50にしてこのルータへの通信経路を優先的に使わない設定にしている。

neighbor x.x.x.x route-map medset out

Route-map medset permit 10

Set metric 50

Local Preference値を使って拠点から外に通信するときの通信ルートの制御

Local Preference はMED値の逆で、拠点から他のASに通信をするときにどっちのルータから(同じAS内の)外への通信をするか、ということを制御が可能になる。

これもデフォルトは100のため、いかはセカンダリーのルータに50をセットすることで

セカンダリールータとしての動くような設定をさせている。

neighbor x.x.x.x route-map setlocalpref in

Route-map setlocalpref permit 10

 Set local-preference 50


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