ソフトウェア開発の本はこれまでいくつか読んだ。また開発経験はそれなりにあるのだが、
テストについては本格的に勉強したことはないな~と思って、入門っぽく、評価のいい本があったので買ってみた。
翔泳社
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以下に今後取り入れようと思ったことなどめも。
探索的テスト
テストケースを作って、テストしてという工程を行うのは限界あるなーと個人的には感じていた。
特にwebの場合は要求仕様とか、要件が曖昧なことが多いから、かっちりしたテストケース自体を作るのに限界がある。
探索的テストは製品を学習して、設計、実行、バグ報告を並行して行うスタイルでまさにアジャイル開発などに適した方法だと思う。
パフォーマンステストは早いうちに実施し、繰り返す
パフォーマンステストは製品が完成して実施しないと意味がないっていう感覚があるけど、
確かに、もしパフォーマンスがでない場合はtableの構成とか、プロトコルかえたりとかデザインから見直す必要な場合もあるから、早いうちに、繰り返し実施する必要がありそう。
テストプランの規格
テストプランは割りと自由にあるが規格かされているなら手っ取り早く採用するの有りだなーと思う。
IEEE829
メトリックスを計測する
- 複雑度の算出
- 時間軸にバグ数の検出
- 信頼度成長曲線の算出
複雑度の算出は有料のツールが主流のようだけど、OSSでもある。
また、Googleがbugspotsというバグのでやすい、モジュールを見つけてくれるツールもある。
テスト自動化
効率化できるのはいいが、一方で自動化に用いたスクリプト等のメンテナンスコストを考える必要がある。
向いている箇所と、向いていない箇所を見分けて実施することが必要。
自動化に向いている
- スモークテスト(ソフトウェアの重要、主要な機能のみを実施)
- API(仕様変更が少ない)
- パフォーマンステスト(自動試験難しい気がしたが、条件が違うとパフォーマンス試験にならないから変更はない)
自動化に向いていない
- 回帰試験(仕様変更が頻繁にある。)
- グラフィック、サウンド系
その他
今まで感覚的に進めていた内容がこの本で整理されてとても勉強になった。
ソフトウェアテスト経験ある人もない人もなんらかの学びが得られる一冊だと思う。
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