ITエンジニア業務をわかりやすく理解できるおすすめ本

最近、SE職についている人に大人気であるという噂をネットでみかけ、気になったので、買ってみました。
その本のタイトルは「なれる!SE」という本です!
連載中の本というで今回はなれるSE1〜5をすべて読んだ。読んだ感想としては、とにかく、おもしろい!
これはいろんな人に勧めたい本だと思いました。(得に新入社員や就職活動生)

なれる!SE―2週間でわかる?SE入門 (電撃文庫) なれる!SE―2週間でわかる?SE入門 (電撃文庫)
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なれる!SE 2 (電撃文庫 な 12-7) なれる!SE 2 (電撃文庫 な 12-7)
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なれる!SE3 失敗しない?提案活動 (電撃文庫) なれる!SE3 失敗しない?提案活動 (電撃文庫)
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なれる!SE 4 誰でもできる?プロジェクト管理 (電撃文庫 な) なれる!SE 4 誰でもできる?プロジェクト管理 (電撃文庫 な)
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なれる!SE 5 (電撃文庫 な 12-10) なれる!SE 5 (電撃文庫 な 12-10)
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ざっくりとこの本を説明すると、小説形式で、新人のネットワークエンジニアが、ワーカホリックの先輩社員と苦労しながら成長していくという話。以下に私がこの本をお勧めする理由を説明する。

エンジニア業務が容易に理解できる

開発の上流工程と、下流工程の話において、上流工程では、開発を下請け会社に丸投げをしており、技術的な業務ができない現状について描写されていたり、プロジェクトマネジメントにおける各会社と調整をするために、人間対応力の必要性など現場のリアルが記載されている。

また、IT業界特有の長時間勤務、休日返上が当たり前についても言及しており、とても面白い。

エンジニアとしての心構えが参考になる

基本、萌える話、笑える話で物語が進む構成となっているが、障害対応や、顧客折衝などの場面では、エンジニアとしての心構えやプライドについて、書かれており、業務に取り組む姿勢として、刺激される

就職活動者、転職者に読んでほしい。大手SIerにインフラエンジニアとして1年半勤めて感じたこと

このエントリはあくまで、私個人的な意見として、とらえてほしい。しかし、私が経験をしたなかでは今からいうことはほとんどの大手SIerに当てはまると思う。

まず、私の就職活動について簡単に触れる。私は理系出身であり、最終学歴は学部卒である。学部はITとは全く関係なく、大学時代、プラグラミングや、インフラに関わることはまったくといっていいほどなかった。しかし、私の想いとしては、これからも盛んな産業分野で手に職をつけたい、そして、チームではなく、個人の能力が評価されやすい環境ではたきたいと思い、ITエンジニア(プログラミング未経験者ながら特にwebエンジニア)になりたいと考えて、就職活動をした。そして、大手SIerならアプリケーションだけではなくインフラやマーケティングにも関われるため、エンジニアとしてのスキルセットを多く持つことができる、また、教育制度や研修制度も充実しているだろうからIT未経験の自分でもやっていけると思い、就職した。しかし、私の考えと現実は大きく違った。その点について以下に記載する。

大手sierのSEに高い技術力はいらない


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全くというわけではない。しかし、いわゆるエンジニアとしての知識はいらない。具体的に言うと、要件定義ができるまでで十分。設計書、パラメータシートが書ける技術力は必要ないのである。

●構築作業のほとんど、委託するのが日本の現状

PIECE of PEACE TOKYO レゴで作った世界遺産展Part2 ピラミッド_03
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大手SIerの社員が構築作業をする機会はほとんどないだろう。ここでいう構築作業とは、NWでいえばconfigファイルを作ったり、アプリで言えばプログラミングをすること。linuxのシェルもほとんどたたかない。その理由について、説明する為に、まずシステムの開発工程を理解してほしい。ざっくりいうとシステムの基本的な開発工程は以下の通りとなっています。
①要件定義
②設計
③構築
④保守、運用
私は学生時代に勘違いをしていたのだが、日本のIT業界はその工程を会社内で役割分担するのではなく、他の会社と協力して、役割分担をするのが一般的なのである。
つまり、以下の通りである。
①要件定義 ⇒ 大手SIer
②設計 ⇒ 中堅SIer
③構築 ⇒ 中小企業のプログラマ
④保守 ⇒ 大手SIer(実際は、中小企業の派遣社員が行う)

各工程の役割が異なる会社になっていることに注目してほしい。

大手Sierの人間が実際に設計、構築作業に関わらない理由がおわかりいただけるかと思います。

●大手SierでのSEは各構築業者をとりまとめるための、プロジェクトマネジメントがメインの業務

プロジェクトマネジメントするために、必要な能力は、技術力ではありません。プロジェクトを円滑に推進する為の、対人折衝能力、調整力、また、他人や上司をうまく動かすコミュニケーション能力が必要となります。私の会社もそうですが、技術力はいらない。基本的に、技術は分かる会社に委託すればいいという発想です。いわゆる大手Sierの仕事はエンジニアではなく、商社なのです。つまり、私の勘違いだった、大手Sierで「手に職をつける」ことは非常に難しいのです。

教育、研修制度はやはりいい

これは想像通りでした。やはり、大手の会社、資金力、ヒトというリソースは十分にあります。そのため、社外研修には行かせてもらうことができます。
また、ブラック企業のように、自分のスキルセットにない業務をいきなり、一人でやれということはありません。必ず、トレーナや、先輩と共に仕事をやりながら、覚えていくといったフォローはしてくれます。

また、資格試験も合格させすれば費用を負担してくれるというのが一般的です。ただ、現場で構築作業をしたりするわけではないので、資格取得は環境的には、難しいのですが、会社としての制度は充実しているといえます。

大手SierのSEとしてのやりがい

PhoTones Works #497
Creative Commons License photo credit: PhoTones_TAKUMA

私の想定外でしたが、大手Sierとしてのやりがいもあります。

●自分が動かす人の人数、開発規模は非常に大きい

●●億の規模の開発ができます。そしてその規模の開発のプロジェクトマネージャーとして、指揮する立場になることができます。
私も数千万のプロジェクトマネージャーをしましたが、これって、とてもやりがいあります。何億のシステムって、目的は、何億の国民のための、システムであったり、何千万の閲覧者のいるシステムだったりします。つまり、自分の考えを反映したシステムを多くの人間が使うのです。学生時代には考えていませんでしたが、このやりがい、充実感は最高でした。

まとめ

上記、これからの就職活動生に私と同じ勘違いをしてほしくないため、つらつらと書かせてもらいましたが、ちょっと長かったので、要点を以下に記載します。

●プログラミングなど技術力をつけたいなら中小企業

特に、自社のプロダクトを持っているベンチャー企業はお勧めです。
プロダクトを持っているベンチャー企業は、自分たちで、プロダクトを作り、保守、運用作業をしている会社が大多数のため、そいう会社に行けばがりがり構築作業ができるので、もりもりと技術力を蓄えることができるかと思います。

●世の中を動かしたい、新聞に載るような仕事をしたいのであれば、大手Sier

ヒト・モノ・カネ、全てのリソースが潤沢にある、大手は、やはり大きな仕事ができます。世の中を動かす力、大企業のコンサル、システム開発をする機会は多くあります。